先週の月曜日、保育園から帰ってきた息子の機嫌が悪いことに気づきました。熱は微熱程度でしたが、大好きな夕食にも手をつけず、口を指して「いたい」と言います。口の中を覗くと、喉の奥に赤いポツポツがいくつか見え、「口内炎かな」と思いました。その夜、寝る前にパジャマに着替えさせようと靴下を脱がせた時、息子の足の甲に数個の赤い発疹があるのを発見しました。手のひらにも同じような発疹が。その瞬間、「これは手足口病だ」と直感しました。翌朝、小児科を受診すると、やはり手足口病との診断。口内炎の薬と解熱剤を処方され、あとは自然に治るのを待つしかないとのことでした。問題は、その日から始まった足の痛みとの戦いでした。口の中の痛みで食事が摂れないのは予想していましたが、息子が最もつらそうだったのは、足の甲と足の裏の痛みでした。普段は家の中を元気に走り回っている息子が、ハイハイで移動しようとするのです。立たせようとすると、顔をしかめて泣き出し、「あんよ、いたい」と訴えます。どうやら、体重がかかると発疹が刺激されて痛むようでした。靴を履くのはもちろん、靴下を履かせることさえ嫌がりました。フローリングの床を裸足で歩くのもつらいようで、抱っこをせがむ時間が増えました。特に困ったのは、トイレやお風呂への移動です。なんとかおもちゃで気を引きながら、そろりそろりと歩かせるのが精一杯でした。夜中も、寝返りをうった際に足が布団に擦れたのか、急に泣き出すこともありました。見ていて本当にかわいそうで、代わってあげたいと心から思いました。少しでも痛みが和らげばと、保冷剤をタオルで包んで足の甲をそっと冷やしてあげると、少し気持ちよさそうな顔をしてくれました。発疹が出始めてから三日目が痛みのピークだったように思います。それを過ぎると、息子も少しずつ歩けるようになり、一週間が経つ頃にはすっかり元の元気な姿に戻ってくれました。子供の足の甲の発疹は、ただの飾りではない。本当に痛いのだと、今回の経験で痛感しました。